1才~1才半ぐらいになると、赤ちゃんはだいぶ形のある食べ物をすりつぶしたり、噛むことができるようになります。自分で口に持っていく意欲も一段と強まる時期。スプーンを持ちたがるのもこの頃です。
それと同時に、遊び食べを始める子も多くいます。せっかく作った離乳食を食べずに散らかされると、どんなママでもイライラしてしまうもの。作り置きを冷凍庫に保管しておいたり、ベビーフードを適度に取り入れるなどして、がんばりすぎない工夫をしてみてください。
手づかみできる食べ物と間食をプラス
食事の回数は1日3回。この頃になれば、1日に1~2回なら間食もOK。とはいえ、間食=おやつではありません。お菓子は控えるようにし、果物やふかしたサツマイモ、パンなどが良いでしょう。
また、食事や間食には手づかみできる食べ物を取り入れます。例えば卵焼きやカットしたバナナなど、一口大で崩れにくいメニューを一品は用意しておきましょう。
おっぱいやミルクも併用して
離乳食の完了期とは、母乳やミルクをまったく飲んでいない状態ではありません。離乳食が大好きでミルクのいらない子もいれば、母乳をずっと欲しがる子もいます。栄養の8割は食事から摂れるようにしたい時期ですが、ミルク離れのタイミングは十人十色。焦らずに見守ってあげましょう。
なお、フォローアップミルクは必ずしも必要ではありません。あくまで母乳やミルクの補助食なので、「9カ月を過ぎたら、それまでのミルクから切り替えなければいけない」というわけではないのです。ただし、この時期に不足しがちな鉄分が補えるので、食が細い子には併用してあげると良いでしょう。
離乳食レシピ1「軟飯」
【材料】
普通に炊いたごはん…3/4カップ(90g)
水…1/3カップ
【作り方】
①鍋にごはんと水を入れ、軽くひと混ぜする。
②ふたをして5分ほど弱火で煮る。
③火を止めてから5分蒸らせば出来上がり。
※電子レンジで作ることもできます。同量のごはんに水を大さじ2杯ほど混ぜ、ラップをかけて1分加熱すればOK。ただし、電子レンジだと軟らかさにムラがでやすいので、鍋で作った方が食べやすい子もいます。
離乳食レシピ2「青魚の香り和え」
【材料】
旬の青魚(サバ、サンマ、アジなど)…15g
青のり…少々
粉チーズ…少々
【作り方】
①魚をグリルで中に火が通るまで焼く。
②骨と皮を取り除き、身を粗ほぐしにする。
③ほぐした魚に青のりと粉チーズを混ぜれば出来上がり。
※サバやサンマなどは無塩のものを選びましょう。大人用に焼いた魚を取り分けてもかまいませんが、その部分には塩をかけないで焼くなど、濃い味に慣れないよう気を付けてくださいね。