「沐浴や入浴はパパ担当に…」と願うママも多いのではないでしょうか。その際、悩むのは「パパの帰りが遅い場合」です。赤ちゃんに最適な沐浴・入浴の時間帯は何時頃なのでしょうか?
結論から言うと、赤ちゃんの入浴時間は生まれつき決まっているわけではありません。赤ちゃんの個性や家庭の事情によってどのように対処すれば良いのか、一つひとつ見ていきましょう。
沐浴の時間
新生児は新陳代謝がとても活発。季節を問わず赤ちゃんは汗をかいています。おむつかぶれや湿疹を防ぐために、1日1回は沐浴をおこないましょう。
その際、「この時間帯じゃないとダメ」という決まりはありません。とはいえ、毎日同じぐらいの時間帯に決めておくと、赤ちゃんの生活リズムがつきやすくなります。深夜でもない限り、時間はママやパパの都合に合わせればOKでしょう。ただし、授乳の直前や直後は適しません。授乳後は、少なくとも1時間おいてからにしてください。
沐浴の回数
季節や、排泄・吐乳の頻度などによって、沐浴の回数は増やしても構いません。真夏生まれで特に汗かきな赤ちゃんや、うんちを1日に5~6回したり、よく吐乳して首が汚れがちな赤ちゃんなら、1日に2~3回沐浴させて皮膚を清潔にしてあげた方が良いでしょう。
その際、毎回せっけんを使うのは逆効果。皮脂を取り過ぎて肌に負担がかかってしまいます。せっけんでしっかり洗うのは1日1回、あとは汗や汚れを流す程度でOKです。
入浴の時間帯
入浴も沐浴と同じで、決まった時刻に入れると赤ちゃんの生活リズムが整いやすくなります。もしパパに手伝ってもらうとすれば夜になりますが、あまりにも遅い時間帯はおすすめできません。パパの帰りが深夜に近い場合は、先にママ1人で入れることになります。
ただし、産休明けで職場復帰した場合はこの限りではありません。遅い時間に入浴させることを責めないでください。焦ったママやパパが怖い顔で入浴させると、赤ちゃんが不安になって大泣きすることも。家庭内平和が保たれる時間、それが赤ちゃんにとって一番適した入浴のタイミングです。
中止した方がいいのはどんな時?
熱が出ていれば一目瞭然なのですが、それ以外に入浴を避けた方がいい目安は3つ。いつもより明らかに「食欲がない」「元気がない」「機嫌が悪い」時です。
新生児なら、母乳やミルクを飲む量が著しく少なかった日は中止します。また、泣いてばかりいるような日も、病気とまではいかないにしても体調が優れない可能性があります。大泣きが予想されますし、無理に沐浴させなくても良いでしょう。
迷うのは、熱は出ていないけれど咳や鼻水が出ていたり、下痢気味の時です。真冬なら湯冷めするかもしれないので中止した方が賢明です。しかし夏場は、ごはんを食べていて機嫌が良いようなら入浴させても大丈夫。あせもの防止にも繋がります。